2024年、ありがとうございました

2024年が終わりますね。
今年の目標は「信じる」でした。

元日の震災、翌日の航空機事故と、暗澹たる事件の連続で幕を開けた2024年でしたが、大なり小なり大変なことはありつつも、総じて充実した一年でした。2023年に製作したオリジナルミュージカル「AI-WRI-EN」は上演回数60回を超え、自身も出演することができました。「ひみつの箱には、」は大型ミュージカルの大変さをひしひしと感じつつも、2019年から構想し続けているオリジナルミュージカルの実現に向けた経験値を確かに積み上げることができました。Art&Artsは10名を超える大所帯となり、大所帯故の大変さもありつつ、ベンチャーならではの勢いが出てきました。後は黒字化に向けて、僕がちゃんと経営者として舵取りをするだけです。

春から入学した東京大学での研究も、充実そのものです。学ぶというのがこんなにも楽しいことだったのかと。環境も良いし、授業も面白いし、年末年始は結局期末課題で忙しくしていますが、去年まではなかった充実感があります。色々なことを経験した今だからこそ東京大学の環境を活かせているという面もあると思いますが、本当に入学して良かったと思っています。


同時に今年は、多くの不信と立ち向かう一年でもありました。多くの不信を向けられ、あるいは信頼を裏切ってしまうようなこともありました。その中で一人一人とまっすぐ向き合い、信じようと努めることは、非常に困難なことでした。最後まで信じ抜くことができたかな、と、反省することも多々あります。でも、僕を信じてくれる人たちの沢山の支えもありました。お陰様で大きな企画もやり遂げ、「またやりたい」と言って頂くこともできました。フルオーケストラの演奏会は個人的には悲願でしたが、今年はようやく実現することができました。またできるように、何としても持続可能性を考えなければと思っています。

そして今年は、いくつもの別れがありました。予見されていた清々しい大往生から、誰も予想していなかった突然の別れ。生死を描いた次作「100年時代」の執筆を進めている中での出来事は、良くも悪くも糧になるだろうと思います。つくづく呪われた職業だなと感じます。手向けとなる作品にするべく、頑張りたいと思います。

改めて今年、関わってくださったすべての方に厚く御礼申し上げます。年初の挨拶は控えさせていただきますが、また来年もよろしくお願いします。

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