今日ワグネルを卒団し、明日慶應を卒業する

ワグネルの追いコンは「フェアウェル」と呼ばれます。何ででしょうね?

卒業式前日の今日、そのフェアウェルがありました。僕が慶應に通う理由はこれで無くなった訳です。そもそも第一志望に落ちて「進学どうしようかな・・・」と迷った時、慶應に決めた決定打はワグネルしかありませんでした。学費は高いし、通学は片道二時間半かかるし、キャンパス藤沢だし、と条件を並べていくと、名前こそ慶應だけど敢えて進学する理由というのはそこまで多くなかった訳です。浪人したいと思っていた僕に絶対に現役進学しろと迫る両親に認てもらった条件は、「ワグネルの活動に関する一切のお金を出資する」ということでした。四年間にかけた金額が浪人一年分と比べてどうだったのかはともかく、得たものが大きかったのは間違いありません。「俺はワグネルに入るために慶應に入ったんだ」とずっと言ってきた訳ですが、これは嘘でも冗談でも見栄でもなく、本当でした。

そうしてワグネルに入った訳ですが、ワグネルで過ごした四年間というのは期待通りであり、期待以上の部分もありました。楽しんだことも悩んだことも他のサークル並にありました。一週間以上一日11時間ひたすら歌う合宿が年に二回もあったし、演奏会前は週7日練習したこともあったし、一方で東京芸術劇場を満席近く埋めて演奏したことも、テレビに出たことも、槇原敬之さんのコンサートでバックコーラスをさせていただいたことも、ノーベル賞の授賞式が行われるストックホルムのホールで歌ったことも、今教わっている声楽の師匠に出会うことも、ワグネルに入らなければ決して無かったことです。

定演のパンフレットにも書きましたが、「ワグネルに入るために慶應に入ってよかった」と思っています。ワグネルに入って、四年間続けるだけで、それ自体が慶應に入ることと同じくらい、いやそれ以上に価値のある経験と出会いを運んできてくれる。ワグネルは期待した通りそういう団体でした。

この記事、新歓に使って貰えるかな?( ´∀`)


高校生の頃憧れた四年間はあっという間でした。ありがとう、さようなら、ワグネルライフ。

明日は卒業式です。慶應義塾塾歌を、そりゃあ周りが引くくらい、誰よりも大きい声で記念館に響かせたいと思います。

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